プログラムのバージョンについて

プログラムにはほぼ例外なくバージョン情報というものが付随します。無論これは将来に亘って変更する可能性があり、更新したものと以前のものを区別するために存在するわけです。

フリーソフトなんかですと、バージョンの表記の仕方も随分と多様になっています。一応一般的には1.0とか1.0.0とか1.0.0.0とかの表記が多いわけなんですが、特に強制されているわけでもないので、皆好き勝手つけているようです。私も結構適当につけています。

次では、プログラムのバージョンについて暗黙の了解的なものをいくつか書いてみました。とても主観が入っています。

  • 1.0未満のプログラムは未完成のような印象がある
    • これは結構皆さん感じていると思いますがどうでしょう。1.0や2.0といった場合1や2はメジャーバージョンと呼ばれますが、これが0である場合違和感を感じるかも知れません。一人前を1.0とするなら0.5とかは半人前なわけで、1を以って始めとする意識が働いているんじゃないかと思うわけです。
    • 私もよく0.5や0.6といったバージョン表記を使います。未完成だからという意味合いも込めています。だからバグが多少あっても勘弁してください、という気持ちも込めてあります。1.0以降であってもβとかつけたりしているときは同種の気持ちが込められているかもしれません。
    • 1.0未満だからといって使い物にならないというわけでもありません。そもそも使い物にならないソフトならまだ公開しないでしょうし。プログラマの方もある程度自信があって公開しているはずです。
  • メジャーバージョンの更新前と更新後は全くの別物である
    • マイナーバージョンアップだとちょっとしたバグの解消や機能の追加があったりしてうれしいのですが、メジャーバージョンアップの際はちょっとためらいます。というのも内容的に別物になっていることが往々にしてあるからです。例えばWindows Media Player6.4あたりはシンプルだったのに最近のバージョンは不要な機能ばかりでうんざりとか。企業においては一から作り直したものを新バージョンとするところも少なくありません。別物の割に異なるバージョンを同時にインストールしておけないソフトウェアはちょっとアレだなぁと思います。
  • バージョンは安定性の基準にはなり得ない
    • バグを直すだけのアップデートを延々と続けていけば安定性は増していくのでしょうが、個人的にはそんなプログラミングのどこが楽しいのかと思うわけです。そういうわけで新しい機能の追加をしてしまうと最後、エンバグとバグ修正のループを回しつづけることになります。そんなわけで安定性を重視する方は更新履歴や掲示板を覗きつつアップデートするようにしましょう。

とか適当に思いついたことを書いて見ました。相も変わらず何が書きたかったのか忘れてしまったわけですが(そもそも書きたいことは最初に書くのが理系の文章の書き方なのに)。

皆さんはバージョンについて何か思っているところとかありますか?
とか言って締め。